子どもがいないときは車がなくても生活できていたけど、いざ産まれたらやっぱり必要でしょうか?
子育てといっても、環境は人それぞれです。考えたいのは、「いかに快適に育児ができるか」。車がある方が便利な場合もあるし、なくても問題なく生活できる家庭もあるでしょう。
今回は、子育てについて車を持つメリットやデメリットについてご紹介します。
目次
子育てに車がある『メリット』
天候に左右されず移動できる
私の場合ですが、住んでいるところが公共交通機関のあまり発達していない地域なので、普段から車は生活に欠かせません。子どもが産まれてからはさらに重要な移動手段になりました。
つくづく車があって良かったなと思うのは、まず天気に左右されずに移動できること。雨の日でも買い物に出ていけるし、距離も関係ありません。
車がない場合、移動は自転車やバスなどになりますよね。移動する間に私だけでなく子どもが濡れる心配があったり、またバスや電車なら時間に縛られます。車があると自分の好きな時間に外出できるメリットは大きいですね。
荷物があっても大丈夫
子どもが産まれると、お出かけのときに持っていかなくてはいけないものが出てきます。オムツやミルク、着替えにタオルなど、大きなマザーズバッグを抱えての移動でした。特に月齢の低い赤ちゃんなど子どもが小さいうちは、オムツもたくさんいるしおしりふきやおもちゃなどの小物類を持ち運ぶ機会が多いです。
それに加えて自分のバッグまであるとなると、ちょっとの外食でも荷物は大量。我が子を抱っこして徒歩や自転車での移動は、とにかく疲れました。
忘れてはならないのがベビーカー。公園やスーパーに行くときなど、いろんな場所で使う機会の多いベビーカーを持ち運ぶなら、うちの場合は車でないと無理でした。バスや電車で移動するときも乗せることはできますが、子どもに荷物を抱えてさらに大きなベビーカーまでスムーズに運ぶのは、なかなか難しいのが現実です。
そんな大量の荷物でも、車があればすべて積み込んで出発できるので楽。買い物袋が増えても車なら関係なく帰れます。運転する体力は荷物を持ち運ぶことに比べるとまったく問題になりません。
大きな荷物でも持ち帰ることができる
チャイルドシートやベビーベッド、ベビーカーなど、大きなものでもその場で選んですぐ持って帰れることも、車があるメリット。持ち帰れない場合は送料を負担して運んでもらう必要があったり、また到着を待つ面倒もあります。
ネットなら、送料無料で運んでくれるお店も今は多いですが、我が家は子どもが歩き始めてから使うベビーサークルや階段をガードする扉なども目で見て確認してから買いたかったので、ネットではなく実店舗に行く必要がありました。そんなときでも購入して帰宅後すぐに使えるストレスのなさは、車を持つメリットだなと感じます。
移動範囲が拡がる
子どもが小さいうちは家の中で過ごすことが多かったのですが、歩けるようになると外の公園やショッピングセンターなどに出かける機会が増えます。
広くてたくさん遊具のある公園などは郊外にあることが多く、バスや電車で行くのは時間もかかるし移動も大変。車があると、荷物を乗せていつでもさっと行けるので、子どもがグズることもありません。
行きたいところがあるときに、まずどうやって行くかを考えずに済むのは車ならではのメリットです。バスも電車もないところなら、行きたくても行けない可能性もありますよね。車があることで選択肢の幅が広がるのは、快適な育児を助ける要素だなと思います。
緊急時に頼りになる
子どもが小さいうちは、本当によく体調を崩します。夕方まで元気だったのに夜中急に高熱を出したとか、また外で遊んでいて怪我をしたとか、いつ病気になったり怪我を負うかわかりません。そんなとき、車があるとすぐ病院に連れていけることは、何より子どものために良かったと思います。
夜中に調子が悪くなったので救急に運びたくても、タクシーを待つまでの時間がもったいないですよね。救急車を呼ぶ場合でも待っている間に容態が悪化する可能性もあります。それより、一刻も早く診察してもらうことが子どものため。車を持つ最大のメリットは、緊急時にすぐ動けることかもしれません。
子育てに車がある『デメリット』
維持費がかかる
我が家には育児に欠かせない車ですが、デメリットもあります。
まず、維持費がかかること。毎年払う必要のある自動車税や普段のガソリン代、駐車場代や車検代などは、家計を圧迫する要因にもなります。そもそも車を購入することにもお金がかかりますよね。
また、チャイルドシートやジュニアシートなど、子どもを乗せるために必要なものも揃えると、それだけ出費もかさみます。
事故に遭う可能性がある
どんなに運転に自信のある人でも、避けられない事故は起こります。車に乗ることは、事故に遭ったときの被害の大きさも考える必要があります。
ですが、徒歩や自転車、またバスなどであっても、結局何が起こるかわからないのが現実だな、とも思います。それよりは、ストレスなく移動できて子どもにとってもメリットの多い車をメインの移動手段にしたいなぁ。
運転自体がストレスになることも
私は車の運転が好きなので、子どもを乗せてのドライブでもまったく苦痛はありませんが、人によっては運転が苦手であったりペーパードライバーだから自信がなかったりと、ハンドルを握ることがストレスになる場合もあります。
子どもを乗せての運転は、一人で乗るときより確かに気を使います。体力的には楽な反面、子どもの様子に気を配ったり道路の状況を判断したりの連続で、精神的に疲れてしまうこともあるでしょう。
便利だからと無理に車を使うのではなく、どんな移動手段なら自分がストレスなく動けるかを考えるのも、快適な育児のためには必要ですね。
子育てに車が要らないのはどんな人?
徒歩圏内に病院や支援センターなどがある人
歩いて行ける距離に小児科や耳鼻科、子育て支援センターがあるような場合は、車がなくてもさほど不便は感じないかもしれません。
緊急時にすぐ対応できる環境であれば、子どもも安心ですね。
電動自転車がある
体力のない女性でも、楽に移動できる電動自転車も子育ての強い味方。私の周りでも使っている人を見かけます。
子どもを自転車に乗せての移動は、バランスも悪くなるし何より体力を使うしで、なかなか大変です。ですが、自転車なら5分くらいで着く距離なら、わざわざ車を出す必要はありませんよね。電動自転車があれば、子どもを乗せての運転でも安全に移動できます。
その反面、天気に左右されたり荷物が多くなれば使えなくなるのは普通の自転車と変わらないデメリット。また、重くて取り回しが大変という声も聞きます。
都会ならカーシェアリングサービスを利用する手も
私が住んでいる地域はまだまだですが、都会なら使った時間のみお金を払って車を借りられる「カーシェアリングサービス」を使うのも良い方法です。
カーシェアリングなら、遠くのショッピングセンターでも気軽に家族で出かけることができるし、大きな買い物をしたいときも便利。また乗りたい車も選べます。何より車を維持するための駐車場代やガソリン代などの負担がまったくないので、普段の生活でほとんど車に乗る機会がない人はカーシェアリングサービスの利用を検討してみましょう。
まとめ
たとえ維持費がかかっても、我が家のように車なしでは普段の生活も難しい地域もあります。子育てならなお必須の移動手段ですが、車があることで助かる点はたくさんあり、やはり最大のメリットは「子どものためになる」こと。
遠くの距離を無理に歩かせたり、万が一のときに診察まで時間がかかったりすることのない安心は、ストレスを減らす育児には欠かせません。
「車は必ず育児に必要だ」ということではなく、「車は快適な育児に欠かせないのであれば必要だ」、というのが私の結論です。家庭の環境に合わせて、より安全に、安心して移動できるのであれば車を持つことを検討するのが良いでしょう。
住んでいる地域やライフスタイルに合わせて、家族でよく話し合ってみて下さいね。
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