こんにちは。三十路男と申します。
休日に子どもと車でお出かけすることだけを楽しみに、ツラい仕事を頑張ってきた私ですが…。最近はどうにもお出かけに対する気持ちが乗りません。
なぜかって?
…子どもが2人に増えたから。
目次
散々だった家族4人初めてのお出かけ
2人目が生まれるまでは、チャイルドシート1台を後部座席に設置。子どものグズグズに備えて、ママはチャイルドシートの横が指定席。運転中に泣かれてしまうと、どうしても気が散ってしまう=事故の元ですから。
2人目が生まれて家族4人初めてのお出かけは、座席の配置に迷いましたが『後部座席に2台のチャイルドシートを設置』して出発…。ドライブ開始5分で問題が発生しました。
人生初めてのチャイルドシートに慣れない体勢で乗せられて、更に後ろ向きシートで誰の顔も見えないことから、下の子は号泣。それに呼応するように、普段は車でのお出かけが大好きな上の子も号泣…。
車内は文字通り地獄絵図でした。
そんな苦い経験を踏まえて、チャイルドシート2台の設置場所や優先するべきことなど、どうすれば家族4人で楽しくお出かけできるかを真剣に考えてみました。
チャイルドシート2台の設置パターン
4人乗りの軽自動車に乗っているので、座席数は4つしかありません。最も重要なのは「上の子(2歳半)と下の子(生後3ヶ月)が如何にグズグズ言わない配置か?」なので、ママには空いた席に座ってもらいます。
①助手席に1台、後部座席に1台
助手席と後部座席に1台ずつチャイルドシートを設置した場合、ママは後部座席(子どもの隣)に座ることができます。
ウチは後部座席の助手席側にチャイルドロックをかけているので、参考画像では前後どちらも助手席側の設置にしていますが、後部座席のチャイルドシートは、車内で最も安全と言われている運転席の後ろでも構いません。
②後部座席に2台横並び
後部座席に2台横並びで設置した場合、ママは助手席、子どもの隣には子どもが座ることになります。
どちらの設置パターンを選んでも一長一短。実際にそれぞれの設置パターンを試してみて感じたメリット・デメリット、悩みなどを細かく書き出してみます。
チャイルドシートの設置場所を悩む理由
私が悩んだ理由と皆さんが悩んでいる理由は恐らく同じものです。親目線で考えると、どちらの設置方法にも不安が付いてまわるんですよね。
助手席にチャイルドシートを設置するのは危ない?
助手席にチャイルドシートを設置することは法律違反でも、取り締りの対象でもありません。しかしながら、3つの理由から助手席への設置は危険とされています。
- 運転に集中できない
- エアバッグが危険
- 事故時の死亡率が高い
上の子を助手席に乗せて2人で出かけたとき、何とか相手をしてもらおうと、チャイルドシートの上から自分の足下におもちゃを落としてみたり、車内の設備を触ってみたり。子どもの行動が気になって、とにかく運転に集中することができませんでした。
そんな状態だと事故の可能性が高くなるのは当たり前です。
車の安全性を高めてくれるエアバッグですが、あくまでも大人を想定して作られたもの。エアバッグが開いたときの衝撃に子どもが耐えられない可能性はもちろん、チャイルドシートの背もたれ分だけ大人よりも前目に座っている子どもが、開いたエアバッグで窒息死なんてことも…。
後部座席に2台並べると上の子が下の子に?
下の子と遊んでくれるとは言っても、上の子はまだ2歳半の小さな子ども。力の加減が上手くいかず、下の子が泣いてしまうことも度々…。
下の子を起こしてしまうのではないか?下の子にイタズラ(上の子は遊んであげているつもり)するのではないか?その結果、下の子が泣いてしまうのではないか?なんてことを考えてしまいます。
後部座席に2台並べると下の子の世話が大変?
後部座席に2台のチャイルドシートを並べると、必然的にママは助手席に座ることになります。後部座席で下の子がグズグズ言っても、すぐにはあやしてあげることができません。
実際に、渋滞中の車内で助手席から後部座席に座る下の子を抱き上げようと試みましたが、軽自動車の狭い車内にチャイルドシートが2台設置された状態では、走行中に抱き上げることは不可能でした。
チャイルドシートは後部座席に横並びで設置しかない
数々の不安から「車で出かけるのがイヤ」だと感じたこともありましたが『車でのお出かけで最も大切なことは何か?』を考えると、チャイルドシート2台の設置方法は1つしかないことに気がつきました。
最も大切にしたいのは安全面
助手席にチャイルドシートを設置するのは、どう考えてもやっぱり危険です。
もしもの事故が怖いというもありますが、上の子を助手席に乗せるとシフトレバー(セレクター)に手が届くことが判明。運転中にドライブからパーキングに代えられてしまったら…。事故を起こすビジョンが明確に浮かんでしまいました。
下の子が泣き始めたら車を止めればいい
下の子が泣き始めたとして、すぐには車を止められない状況は高速道路を走っているときだけ。止まる気さえあればコンビニの駐車場、ショッピングモール、路肩などに車を止めて下の子を抱き上げることができます。
肝心の高速道路ですが、0歳の子どもを連れて乗る頻度は決して高くありません。
最も悩ましかった「下の子が後部座席で泣いてしまったときの世話」は、下の子が泣いているシーンを物凄くリアルに想像することで気持ちが軽くなり、自分の中の優先順位が低くなりました。
上の子を信用してあげたい
上の子にイタズラ(本人は遊んであげているつもり)されるから、下の子と離そう。というのは、親として何か違うなと。上の子なら大丈夫。そう信じることにしました。
何もせずに、ただ信じるだけでは流石に上手くいかないので、車に乗るときは「下の子が泣いたら教えてね」とか「下の子が泣いたらヨシヨシしてあげてね」と伝えること。ちゃんとできたときには全力で上の子を褒めてあげることを徹底しています。
- 最優先するべきは安全面
- 子どもが泣いたときは停車すれば良い
- 子どもを信じてあげることも大切
これは子ども達のためであり、何より親のためになります。
子ども達とのお出かけは事故なく安全に
理想を言えば「家族みんな笑顔で楽しく車でお出かけする」ですが、小さな子どもは泣くのが仕事。運転中だからと言って、泣いている子どもに「うるさい」と叱ることはもちろん、事故を起こすようなことは絶対にしたくありません。
だから私は「安全を最優先」で後部座席に2台横並びに決めました。
実際、運転中に後部座席から本気の泣き声が聞こえてくると、申し訳ない気持ちでいっぱいになりますが、車の運転で最も大切なのは安全だと自分に言い聞かせて、笑顔で楽しいお出かけを心掛けています。
最後になりますが、今現在「チャイルドシートの設置場所で悩んでいる」という人に向けて、1つだけ伝えたいことがあります。それは「ちゃんと夫婦で相談して決めてくださいね」ということ。
自分は「泣いたら車を止めればいい」と思っていても、相手は「下の子の横に座ってあげたい」と思っているかも知れない。そうなると子どもが泣くたびにイライラして心から楽しむことができなくなる。そんな可能性も考慮して、ちゃんと夫婦で話し合って決めてください。
そうすればきっと、家族みんなが笑顔で楽しいお出かけができるはずです。
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