『トヨタ C-HR』は、クーペのようなスタイリッシュさと、SUVの力強さを併せ持った人気のコンパクトSUVです。
発売直後から大きな注目を得ており、販売も非常に好調を維持していてトヨタ車ではプリウスに匹敵する人気車種となり、購入を検討している人も多いのではないでしょうか。
そして、2018年5月にマイナーチェンジを行い、以前よりも魅力を増しています。そんな『トヨタ C-HR』の特徴や納期、値引き相場、さらには中古車価格など、気になる情報を一気にご紹介します。
目次
新型『トヨタ C-HR』の納期と値引き
2016年12月14日の発売以来、高い人気を得ており2017年のSUV販売台数ではライバルのホンダ・ヴェゼルや日産・ジュークを抑えて見事1位を獲得しています。
トヨタ車ではプリウスと1、2を争う販売台数となっていますが、納期はいつになるのでしょうか?また、値引額やその交渉術についても解説していきます。
トヨタ C-HRの納期
- 約1ヶ月
トヨタ C-HRを新車購入する場合、納期は約1ヶ月程度となっています。
発売当初こそ最大で半年待ちとなっていましたが、最近は落ち着いて生産が進んでいるようです。当面の納期は現在の1ヶ月の状況が続く見込みで、もう少し早く納車したいという人であれば、生産が早いガソリンモデルの購入をおすすめします。
トヨタ C-HRの値引き価格
- 車体本体:20万円前後
- オプション装備:5万円前後
少しでも安く購入するためには、やはり値引き交渉が必要です。
発売当初から比べたらかなり値引額も緩んできたとこですが、一部改良があったため再度引き締めとなっているようです。それでも、実際に値引きに成功したなどの情報が入ってきています。
店舗や営業の担当者によっても値引き額は変わってきますが、車両本体から20万円前後、オプションは5万円前後の値引きができているようです。夏のボーナスが支給されたばかりで財布のヒモが緩みがちですが、限界額まで値引きしてもらうようにしましょう。
トヨタ C-HRの値引き交渉術
トヨタ C-HRを安く購入するためには、まず競合車種のピックアップから始めましょう。
最初から買うことを決めていたとしても、ディーラーの担当者に他のメーカーも検討していることを伝えるだけで、値引きを引き出すことができます。
- ホンダ:ヴェゼル
- マツダ:CX-3
- 日産:ジューク
スペック、価格、ボディタイプが似ている国産のこういった3車種を挙げましょう。
また、トヨタディーラーには4つの販売チャンネルがあり、それぞれの店舗で値引き設定額も異なってきますので、トヨタのディーラー同士で競合させるのもひとつの方法です。
[myphp file=’car-info2′]『トヨタ C-HR』の特徴と魅力
トヨタ C-HRは爆発的な人気を誇っており、魅力的な部分もさまざまです。
特に男性ユーザーが多く、コンパクトSUVであることも人気の秘訣となっているのかもしれません。高い走行性能やSUVとは思えない静粛性を兼ね備えているトヨタ C-HRの魅力と特徴に迫っていきたいと思います。
『トヨタ C-HR』の外観(エクステリア)
クロスオーバーSUVは、デザイン性が非常に重要視されます。
従来は角ばったデザインというイメージでしたが、近年では丸みを帯びた流線型のデザインが人気を集めています。トヨタ C-HRは特に造形にこだわり抜いており高級感さえ感じられるのが特徴。
さらに開発担当者は「姿と走り」にもこだわっており、デザインはダイヤモンドをモチーフに強く絞り込んだボディと、大きく張り出したホイールフレアの対比による立体構成でSUVのたくましい走りを表現しています。
『トヨタ C-HR』のボディサイズ
『トヨタ C-HR』のボディサイズ | |
---|---|
全長(m) | 4350 |
車幅(m) | 1795 |
車高(m) | 1555~1565 |
全長は短く、非常にコンパクトサイズなSUVです。
車幅に関しては約1800mmと少し大きめですが、十分に使いやすいと言えます。乗車定員は5名で、リアシートも十分な余裕があります。そのため、大人2名が乗っても狭く感じることもありません。
そして注目すべき点はラゲッジスペースです。SUVだと少し荷物を置く空間が狭いように感じてしまいますが、トヨタ C-HRであればハイブリット車もガソリン車も同等のスペースを確保しています。リアシートを倒すことで、荷室の拡大も可能です。
『トヨタ C-HR』の室内(インテリア)
インテリアデザインのコンセプトは「センシュアル-テック」です。
室内の随所に大人の色気と遊び心を出しており、乗る人のことを考え抜いた室内設計となっています。手を伸ばせば自然に届く位置にスイッチがレイアウトされ、あらゆる運転操作をスムーズに行えるように配慮しています。
TNGAを採用し、高いシート剛性を実現
トヨタ C-HRでは、新型プリウスにも採用された「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」が採用されています。
TNGAとは、トヨタ車全体で開発や設計の共有を行うことで、開発の効率化を図る取り組みのことを意味します。
TNGAを採用することで、シート骨格がもたらす高いシート剛性に加え、欧州のあらゆる道でテスト走行を繰り返し、最適なクッションパッドを追求しました。この結果、包まれるような座り心地を実現し、ロングドライブでも疲れにくくなっています。
先を読んだ走りを可能にする見通しの良さ
ドライバーズ空間は、運転操作を考え抜いた一体感のあるものとなっています。
直観的な操作が可能で、運転に集中することができるスイッチのレイアウト。ステアリング、シフトレバー、アクセル&ブレーキペダルなど、理想の触り心地を追求しています。
また、低重心による車両安定性を確保しながらも、アイポイントを高く設定しています。そのため、先を読んだ走りを可能にする見通しの良さがあります。また、斜め前方の視界も確保し、交差点での右左折確認がしやすい安全性にも優れています。
『トヨタ C-HR』の安全性能
まず、トヨタ C-HRは政府が交通事故防止策の一環として普及啓発している「セーフティ・サポートカー」です。
また、Toyota Safety Sense Pが標準で装備されています。ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した検知センサーでクルマや歩行者などを認識し、前方の安全を守ります。
プリクラッシュセーフティ
前方の車両や歩行者を検出し、警報ブザーとディスプレイ表示で衝突の可能性を知らせてくれます。
ブレーキを踏んだ場合はプリクラッシュブレーキアシスト、踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキを作動することで衝突回避をサポートします。歩行者との速度差によって作動する機能が異なるため、より安全なドライビングが実現できます。
レーンディパーチャーアラート
車線逸脱の可能性をドライバーに知らせてくれる機能です。
道路上に引かれている白線(黄線)を認識し、ドライバーがウインカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示で警報します。さらに電動パワーステアリングを制御することにより、車線逸脱を回避しやすいようにステアリング操作をサポートしてくれます。
オートマチックハイビーム
上位クラスのGグレードであれば、オプションでLEDヘッドライトとフルLEDのリヤコンビネーションランプの装備が可能です。
従来のヘッドライトよりも明るくなっており、オートマチックハイビームはハイビームとロービームを自動で切替、歩行者などの早期発見をサポートします。切替忘れを防ぐだけでなく、手動操作の煩わしさも軽減します。
レーダークルーズコントロール
ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、スピードに応じた車間距離を保ちながら追従走行を支援します。
先行車が停止をすれば、自車も停止状態を保持、先行車が発信すればドライバー操作により発進し、追従走行を開始します。最近ではドライバーの操作ミスによる事故も増えているため、運転負荷を大幅に軽減することが可能となっています。
『トヨタ C-HR』の走行性能
TNGAを採用したトヨタ C-HRはシステム全体の高効率化により、低燃費化を実現しています。
また、「レスポンス×リニアリティ×コンシステンシー」の特性を徹底して磨き上げ、欧州各国の一般道を走り込み、ドライバーが安心して運転できるクルマに。
さらにフロント・リアともにサスペンションを新開発。フロントには大経スタビライザーを採用し、SUV特有の横揺れを抑制します。他にも剛性の高いボールブッシュを採用することで、コーナリング時も安定して走れる高い操縦安定性を実現しています。
ハイブリッド車の燃費
- 1.8L+モーター(2WD): 30.2km/L
まず、トヨタ C-HRハイブリッド車は1.8L+モーターのエンジン・駆動方式は2WDのみとなっています。
そしてクラストップレベルの燃費性能と走りの楽しさを実現した先進のハイブリットシステムを採用。カタログ燃費と実燃費では大きな差もなく、快適な走りを可能にします。また、モーターのみを使って走行するEVドライブモードも搭載しています。
ガソリン車の燃費
- 1.2L直噴ターボ(2WD/4WD): 15.4〜16.4km/L
トヨタ C-HRのガソリン車には、欧州では主流となりつつある1.2Lエンジンにターボチャージャーが搭載されている、いわゆるダウンサイジングターボが採用されています。
そのため、最大1.8L並みの最大トルクを実感することが可能です。燃費に関してはハイブリッド車と同じく、実燃費とカタログ燃費に大きな差がないのが特徴です。
『トヨタ C-HR』のタイプと価格
トヨタ C-HRの「ハイブリッド車」ではこちらの3つのグレードがあります。
- Gクラス(2,929,200円)
- S“LED Package”クラス(2,670,000円)
- Sクラス(2,614,000円)
各グレードの違いは外装や内装、安全装備などの標準装備、メーカーオプションで選択可能になる装備の違いが挙げられます。特にGクラスでしか選択できないオプションも数多く用意されており、内装の高級感もまるで違います。
次に、「ガソリン車」ではこちらの3つのグレードがあります。
- G-Tクラス(2,605,200円~)
- S-T“LED Package”( 2,346,000円~)
- S-Tクラス(2,290,000円~)
ベーシップタイプとなるS-Tクラスに装備を追加することでグレードが挙がるのはハイブリッド車と同じです。最上位クラスであるG-Tとの価格差は259,200円と決して安くありませんが、内装・外装ともにグレードアップします。
2018年5月の最新マイナーチェンジでの変更点
トヨタのコンパクトSUV「C-HR」は2016年12月14日の発売以来、絶大な人気を集めてきました。
そんな人気車種が、モデルやグレードの追加、マイナーチェンジを行っています。2018年5月に仕様変更されたばかりですがその内容をご紹介します。
ターボモデルにFFを追加
これまで1.2Lターボエンジンでは4WDしかラインナップがありませんでしたが、ダウンサイジングターボモデル(S-T)に『FFの駆動方式』が追加されています。
燃費も16.4km/Lと良くなっており、価格帯も4WD仕様より約20万円安くなっています。
ベースグレードにLEDパッケージが追加
トヨタ C-HRのベースモデルはSモデルとS-Tモデルの2種類でしたが、新たにLEDパッケージが追加されました。LEDパッケージは56,000円で内容は以下の通りです。
- オートレベリング機能付Bi‐Beam LEDヘッドランプ
- LEDクリアランスランプ
- LEDデイライト
- LEDシーケンシャルターンランプ
- LEDリヤコンビネーションランプ
低価格でこれだけの装備が追加されるため、お得なパッケージと言うことができます。2017年11月2日に追加された「LEDエディション」との違いは、フロントアウトサイドドアハンドルが「LEDパッケージ」には付かないことです。
『トヨタ C-HR』中古車価格の相場
中古車市場でも絶大な人気を集めているトヨタ C-HR。ハイブリッド車・ガソリン車ともに各グレードが数多く販売されています。2018年7月現在の「C-HR」中古車価格としては、以下が相場になります。
トヨタ「C-HR」の中古車価格の相場 | |
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ハイブリッド車 | 平均272.9万円(平成28年式) 平均293.6万円(平成30年式) |
ガソリン車 | 平均253.1万円(平成28年式) 平均234.1万円(平成30年式) |
年式としては平成28年式と平成30年式の2種類です。平成28年式であれば多くの車種が出回っていますが、平成30年式だと全国でもまだまだ数が少ない状況です。
中古車はグレードだけでなく、オプションやクルマの状態でも価格が変動します。また、販売店によって設定価格に開きが出てくるため、インターネット検索して各車種を比較するところから始めてみてはいかがでしょうか。
C-HRの動画・SNSでの『口コミ評価』
念願の納車????
あいにくの台風で雨降ってたけど
乗って帰ってきた(笑)????これから大切にしていこう!! pic.twitter.com/Wg5KNkgNlz
— るなーる C-HR (@HBT3YHgMiwUtSS5) 2018年8月8日
C-HR G-grade LED-edition
エアロ:モデリスタ エレガントアイス+LEDトップノットアンテナ
ナビ:ALPAINE フローティングBIG X(11inch)
名古屋ドームはこれで行きます???? pic.twitter.com/nyw61T8Nrf— たすく@ドーム名古屋東京大阪Aimer ete東京 (@tasuku_bknb) 2018年7月21日
C-HR 11日納車????????
ハリアーもすきだけどこれもこれで静かだし乗り心地は運転席が一番いい???????? pic.twitter.com/9hMbfyH9YE— saa-chan. (@sayaharrierlav) 2018年4月13日
C-HR のハイブリッドGエアロなしですがオプション色々つけて296万くらいだったかな????
値段的には満足してる????#皆さんの車いくらで買ったんですか pic.twitter.com/UP0GAYnlNN
— チル C-HRレッドツートン (@CHRchildren) 2018年4月13日
まとめ
トヨタ車で人気車種と言えばプリウスでしたが、C-HRはそれに匹敵するくらいの販売台数を誇っています。
特にスポーティーなイメージのSUVは男性に根強い人気があるため、「プリウスだと物足りない」と感じている人にはオススメといえるでしょう。
走行性能は他メーカーの同車種よりも格段に優れているため、疲れすぎずに運転の楽しさを感じることができるかもしれませんよ。