今回はホンダディーラーにて『ヴェゼル ハイブリッドRS』を試乗してきました。
発売以来、長く人気を誇るホンダのコンパクトSUV『ヴェゼル』のスポーティタイプ・RS ハイブリッドの外装・内装・動画での試乗レポートなども撮影してきたのでご紹介します!
目次
『ヴェゼル ハイブリッドRS』のグレード・スペック
2018年2月のマイナーチェンジを受けて、現在ヴェゼルにはこちら7つのグレードが用意されています。
- HYBRID・Honda SENSING
- HYBRID X・Honda SENSING
- HYBRID Z・Honda SENSING
- HYBRID RS・Honda SENSING
- G・Honda SENSING
- X・Honda SENSING
- RS・Honda SENSING
それぞれベースグレードから、装備が充実したXやZ、そしてスポーティモデルとなるRSまでラインナップは充実。
主なマイナーチェンジのポイントとしては、エクステリアデザインの変更や全車に安全運転支援システム『Honda SENSING』が搭載されたことでしょう。
今回はこの中から、人気のハイブリッドモデルとなる『HYBRID RS・Honda SENSING』を試乗させて頂きました。
試乗評価ポイントについて
この試乗記では、実際に乗って感じたインプレッションから5つの総合評価で採点していきます。
- エクステリア・デザイン性
- インテリア・居住性
- 走行性能・運転のしやすさ
- 燃費・維持費
- 総合評価
それぞれ編集部が感じた独断での評価となりますが、1つの目安として見ていただければ幸いです。
それでは、ホンダ ヴェゼルの上位モデルとなる『HYBRID RS・Honda SENSING』を評価インプレッションしていきます。
『ヴェゼル ハイブリッドRS』のエクステリア
新型ヴェゼルはマイナーチェンジを受けて新しいフェイスリフトがなされました。
これにより、さらにシャープで先進的なフロントマスクへと進化。
マイナーチェンジにおける、リアデザインの変更はテールゲートへリアガーニッシュが採用されるなど軽度の変更に収まっています。
初期型と比べてもやはり、フロントの顔周りが可愛らしさを感じる目元からより引き締まりカッコ良くなった印象ですね。
『ヴェゼル ハイブリッドRS』のインテリア
スウェード調が特徴的なRSのインテリア
ヴェゼルのRSグレードは、よりスポーツさ感じるスウェード調のインテリアが特徴です。
エアコンからカーナビはシンプルなタッチパネル操作。高精細7インチワイドディスプレイナビは、iPhoneの機能をクルマで楽しめる「Apple CarPlay」に対応。
RSの後部座席はもちろんスウェード調。手触りの感触は質感が高く、実際に座ってみても座面・背面のスウェードが適度にホールドしてくれるので疲れにくいのではないでしょうか。
前席と後部座席の足元クリアランスは、身長160cm台の筆者が座ってみたところ拳2個半ほどの余裕があり、コンパクトなSUVですが相当大柄な方でなければ十分に余裕を持って座れます。
後部座席であっても細部に渡るスウェード生地の採用が質感をとても高めていますね。
また。コンパクトSUVながら393Lの大容量ラゲッジスペースも魅力。
後部座席は左右それぞれ独立して倒せるので好みのシートアレンジを使えば、サーフボードや釣り竿など長物の収納もバッチリと収納することが出来ます。
『ホンダ ヴェゼル ハイブリッド RS』を試乗した感想
ヴェゼル ハイブリッドRSのエクステリア・インテリア、試乗でのロードインプレッションも動画にしてみたのでこちらもご覧下さい。
- 燃費: 25.6km/L
- エンジン: 1.5L i-VTEC+i-DCD
- 駆動: 2WD(FF)
- トランスミッション: 7速デュアルクラッチトランスミッション
- 最高出力: 97kW[132ps]/6,600rpm
- 乗車定員: 5人乗り
まず、驚いたのがハイブリッドRSのモーターとガソリンエンジンのつなぎ目がなくナチュラルなこと。
他社ハイブリッドなどでは、低速のストップ&ゴーなどでモーターとエンジンの切り替わりに違和感を感じることが多かったのですが、ヴェゼルの場合とても自然にモーターがアシストしてくれます。
また価格帯的にワンランク上のトヨタ ハリアーやマツダ CX-5に比べると、走行時のロードノイズ・コツコツ感・静粛性ではさすがにやや劣る印象。
しかし、RSというスポーティモデル・18インチタイヤということを考えるとむしろ路面からのインフォメーションが分かりやすく、ドライバー的には運転しやすいとすら感じます。(助手席・後部座席オンリーだと乗り味は固めと感じるかもしれません。)
そして最後に早めのコーナリングも試してみましたが、荷重をかけてステアリングを切っても、ドライバーの操作にロスなくしっかりと反応してくれるのはさすがホンダ車といった感想でした。
上記の2車種と比べてもコンパクトなので車幅感覚が掴みやすく、キビキビと元気よく走るSUVが欲しいならぜひ『ホンダ ヴェゼル ハイブリッド RS』をオススメしたいですね。
まとめ
『ホンダ ヴェゼル ハイブリッド RS』の評価 | |
---|---|
走行性能・運転のしやすさ | 4.9/5点 |
エクステリア・デザイン性 | 4.8/5点 |
インテリア・居住性 | 4.6/5点 |
燃費・維持費 | 4.7/5点 |
総合評価 |
軽量で燃費も良く、いざというときにもスポーティに走れるコンパクトSUVとして『ホンダ ヴェゼル ハイブリッド RS』はとても魅力的な1台でした。
もちろん、さらにハイクラスやラグジュアリーな乗り心地・質感を求めれば選択肢は多くありますが、2〜300万円台という価格帯でいつも1〜2名の乗車が多いならヴェゼルは最適な選択かもしれません。
個人的にはとても好印象な1台でした、この新型『ホンダ ヴェゼル ハイブリッド RS』の試乗記が車選びの参考になれば幸いです!