2018年11月、NTTドコモが運営するカーシェアリング『dカーシェア』に「カレコ・カーシェアリングクラブ」と「カリテコ」が追加されました。
これにより今までメインだったオリックスカーシェアだけでなく、カレコ・カリテコがdカーシェア1つで利用できるためステーション・車種が大幅に拡大。
早速dカーシェアで『カレコ』を利用してみたので、使って分かったメリット・デメリットと注意点をご紹介していきます。
目次
dカーシェアで『カレコ』の「トヨタ・ハリアー」をカーシェア
今回はdカーシェアを使ってカレコの「トヨタ ハリアー」をカーシェアしてみました。
トヨタの人気SUV・ハリアーの現行モデルを手軽にカーシェアで乗れるのは非常に魅力的ですね。
予約方法もdカーシェアのアプリから、カレコのステーション・車種・利用時間などを選ぶだけなので複数のカーシェアメーカーを一括で検索・利用できるのはとても便利になったポイントです。
YouTube動画にもしてみたのでこちらも見てみて下さい、カーシェア利用の流れとしてはこちら。
- dカーシェアでカレコの車種を予約
- スマートフォン・交通ICカードでロック解除
- 時間内で利用
- カレコのステーションへ返却
使ってみて感じたのはやはり単純に「カレコがdカーシェアで予約できる」といった内容で、わざわざカレコに入会しなくてもdカーシェア会員ならそのままスマホで予約・利用・決済まで使うことが出来ます。
dカーシェアで『カレコ』を使うメリット
人気のSUVからベンツまで選べる車種が増加
まずメリットは、何といってもカレコの魅力的な車種が追加された点です。
例えばミドルクラスなら、「トヨタ ハリアー現行モデル」・「マツダ CX-5現行モデル」といった人気のSUVも選べるように。
またステーションにもよりますが、カレコではベンツクラス・プレミアムクラスなど高級外車も用意されているのでクルマにこだわりたい方にも嬉しい選択肢が増えました。
カレコでもdカーシェアの『ケータイ払い』が利用可能に
dカーシェアから利用することで、カレコでも『ケータイ払い』が利用可能になります。
このdカーシェアの決済はdアカウントに紐付けられた、
- ドコモ払い(ドコモ回線契約者のみ)
- クレジットカード
こちらが選択できるので、ドコモ契約者であればクレジットカードを登録しなくてもケータイ払いで合算することが可能です。
また、編集部が試したところ1部のデビットカードでも利用可能でした。
会員カード発行をする必要なし
その他にもdカーシェアは、スマホやSuicaなどのに搭載されている「交通系ICカード」がキーとして登録・利用をします。
例えばICカードが利用できるスマホがあればそれだけで車のロック解錠・施錠ができるため、会員カードの発行を待たずに登録から利用までスマホ1つでスムーズに使うことが出来るのですね。
dカーシェアで『カレコ』を使うデメリット
利用料金が割高になる
アプリ1つでメーカーをまたいで使えるのが嬉しいのですが、実は設定される利用料金が異なってきます。
本家カレコだと、色々なプランが用意されていますがその中から『ベーシックプラン・ミドルクラス』の主な料金を比較したのがこちら。
『カレコ』ミドルクラス | ||
---|---|---|
時間料金 | 距離料金 | |
10分 | 160円 | 0円 |
6時間パック | 4,080円 | 0円 |
12時間パック | 6,700円 | 16円/km |
dカーシェア『カレコ』ミドルクラス | ||
時間料金 | 距離料金 | |
通常料金 (10分あたり) | 200円 | 0円 |
6時間パック | 4,980円 | 0円 |
12時間パック | 8,200円 | 18円/km |
※2018.11.26時点の料金プランとなります正確な情報は各公式サイトにてご確認ください。
比較表を御覧頂くと分かるのですが、結論としては『dカーシェアのカレコは割高』な料金プランとなっています。
恐らくdカーシェアで利用する分が上乗せされた料金形態だと思われますが、長時間・長距離を乗るのであれば『カレコ・カーシェアリングクラブ』を検討してみると良いですね。
初めてdカーシェアで『カレコ』を使うときの注意点
改めてICカード・スマホの認証が必要
今までdカーシェアでオリックスカーシェアなどを利用したことがあっても、『カレコ』を利用する際はICカード・スマホ認証を改めてする必要があります。
- アプリまたはサイトから、「マイガレージ」ー「予約履歴」-予約したクルマをタップー「ICカード登録」ー「ICカードを登録する」をタップします。
- Walletアプリを起動し、電子鍵として使用するカードを選択してください。タッチの際は、TouchIDやFaceIDにて認証を行います。
- クルマのカードリーダーの緑と赤ランプが点滅したら、iPhoneを数秒かざします。
- 2つのランプが数秒点灯すれば、成功です。
公式から引用
公式の手順URLはこちら。
公式https://carshare.dmkt-sp.jp/howto/carshare/beginners-guide-careco.html
これはカレコとオリックスカーシェアの認証リーダーが異なるためです。
ICカード・スマホで車の解錠・施錠出来る点は同じですが、最初の1回だけリーダー電子鍵を登録する必要があるのですね。
登録と言ってもほんの1分少々で出来るのですが、現地に着いてから気が付くと編集部のように「あれ?開かない・・・」と焦ることに…。
もちろん電話サポートの方も丁寧に対応してくれるので困った際は利用してみる良いでしょう。
まとめ
今回はdカーシェアで『カレコ』を利用してみましたが、感想をまとめてみるとこちら。
- dカーシェアで使えるステーションが増えた
- カレコなら人気の車種が豊富
- カレコに入会しなくてもOK
- 料金プランはやや割高
- ケータイ払いでカレコが利用可能
まだまだタイムズカーシェアのようにステーション・車種は多くありませんが、カレコ・カリテコが追加されたことで一気に使いやすくなりました。
もちろん、カレコをメインカーシェアにするなら公式から入会した方がお得ですが、たまにこだわりの車種に乗りたいという使い方にはピッタリじゃないでしょうか。
それぞれメリット・デメリットがあるのでぜひライフスタイルに合わせて利用してみて下さい。
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