こんにちは、主婦ライターのひろたです。子供が産まれたら、車もファミリーカーに買い替えたいと思う家庭は多いと思います。
どんなファミリーカーを選ぶかは、家族構成で変わってきます。子供の人数や両親など、乗せる人やシチュエーションも考えることが大切。
3人家族、子供が増える可能性があれば4人家族や、それ以上の場合はどんなファミリーカーを選べば良いかをご説明します!
目次
家族が乗るファミリーカーを選ぶ4つのポイント
1, 現在と将来的に乗る人数を考える
まず最初に考えたいのは、「車に何人乗るか」ですよね。
子供が1人で、しばらくは産む予定がないなら3人です。例えば2年以内に次の子を考えているなら、4人乗れる車が必要になります。
また、自分たちだけでなく両親を乗せる機会もあるなら、6人乗りも考えたいところ。
人が乗れば車内に積む荷物も増えます。4人ならコンパクトカーでも良いかと思ったけど、いざ乗ると人がいっぱいで荷物が積めないこともあるので、余裕を持つなら「乗る人数 + 1人(荷物分)」を目安にしましょう。
3人なら軽自動車でも大丈夫じゃない?と思うかもしれませんが、忘れてはいけないのは、子供が小さいうちはチャイルドシートを載せる必要があることです。
チャイルドシートは、サイズにもよりますが立派に1人分の座席を占めます。今の軽自動車は天井が高く車内の広さをアピールしているものが多いですが、子どもをその上に座らせる手間、また車内でオムツを替えたりお世話をすることも考えると、それなりの空間を確保しておく方が楽です。
4人乗りの軽自動車であっても、大きなチャイルドシートを後部座席に載せれば、空いたスペースは少ししかなくて人が座るには窮屈だったり、荷物を積めなかったりする場合もあります。
小さな子供がいるなら、人数のほかにチャイルドシートの設置も考えてより広いファミリーカーを選べば、後でストレスがありません。
2, 実際に1番車を使うシーンをイメージする
車を買うと言っても、普段の通勤から使う場合や休日しか乗らないなど、家庭によってどんなシチュエーションで必要になるかは変わってきます。
毎日の通勤や買い物で頻繁に乗るなら、燃費の良さは必須。ガソリン代などの維持費は抑えたいですね。
市街地を走るなら小回りのきくサイズが良いし、県外に行く機会が多いなど高速を走るならストレスのない加速が欲しくなります。
また、介護や通院などで高齢の親が乗ることが考えられる場合は、乗り降りのしやすさも無視できません。
実際に車を使う優先順位を決め、1番乗るシーンに合わせて候補を挙げていきましょう。
筆者の場合は、買い物や通院で日頃から車に乗る機会が多いので、コンパクトで燃費の良い軽自動車に決めました。
チャイルドシートを載せれば後部座席は荷物しか積めなくなりますが、もう1台夫の車があって休日はそちらを使うので、特に不便もなく乗れています。
2台目としてファミリーカーを選ぶときは、例えばもう1台が軽自動車なら新しく購入する車は広さを優先してミニバンにするなど、融通の利いた乗り方を考えるのも良いですね。
3, ファミリカーに必要な装備は?
夫婦ふたりだけなら、ナビにETCがあればOKだったかもしれませんが、子供が産まれるとそうもいきません。
チャイルドシートに座っている間、前のシートを蹴るなんてのは当たり前で、グズりだせばあやすためにDVDが必要だったり(運転中だから構ってあげられない)、遠出するときも休憩のときに車内で軽く食べたりする機会も増えます。
- キックガード(前席のシート背面をカバーする)
- 後列用モニター
- シートバックテーブル(助手席の背面に取り付ける折りたたみのテーブル)
などは、購入と一緒に考えておきたい一例です。
軽自動車に後部座席用のモニターが要るの?狭いし画面を見上げてたら子どもが酔いそう・・・と思っていたのですが、実際に軽自動車でも純正の後部座席用モニターを用意しているメーカーもあり(ダイハツのタントなど)、実際に使っている友人に訊いてみると「特に子供が酔ったこともないし、好きなアニメを流しておくと騒がなくて運転に集中できるから便利だよ」という言葉が返ってきました。
子供のためにも安全のためにも、後部座席用のモニターはあるといいかなと思います。
インテリアでは収納が多いことももちろん大事ですが、最近はどの車にもあるコンビニフックなんかは、我が家では子供のお気に入りのぬいぐるみを吊るしておくと機嫌が良いので地味に助かっています・・・。
そのほかにも、実際に家族を乗せて走るならどこにどんな装備があると便利かを考えてみてくださいね。
4, 家族を守る安全性能もしっかりチェック!
ここ数年、車の安全性能技術は格段に向上してきました。
自動運転技術も、普通車なら前を走る車と一定の間隔を保って走行したり、センターラインを認識しながら道路の真ん中を走る機能などはほとんどのメーカーが装備した車を用意しています(完全自動ではなくハンドルを握っている必要はあります)。
アクセルとブレーキの踏み間違いを防止する誤発進抑制機能を備えた車も増えていますね。
軽自動車でも、前方に障害物を確認して自動でブレーキを踏んでくれる自動ブレーキ機能を搭載したものが登場しています。
バックするときに、視界の悪い後ろの映像をナビに映してくれるバックビューモニターは本当に便利で、例えば夫が乗っている日産のデイズルークスは同時に上からの映像も出るので車庫入れがスムーズにでき、狭いスーパーの駐車場でもストレスがありません。
坂道での発進時に車が後ろに下がらずスムーズに走り出せるヒルスタートアシストや、急ブレーキを踏んだときにタイヤのロックを防ぐABS機能、助手席やサイドのドアにもエアバッグがあるなど、今は多くの車で高い安全性能が確保されています。
ファミリーカーは家族の命を乗せて走る車です。運転するならどんなサポートがあるか、特に装備したい機能は何かなどもしっかり検討しましょう。
3人家族におすすめのファミリーカーはこれ!
『ダイハツ タント』
- 助手席側のピラーがないので乗り降りが楽、荷物も乗せやすい
- ワンタッチでオープンが可能なスライドドア
- 後列用のモニターがオプションで用意されている
軽自動車の中でもダントツに人気の高いダイハツのタントですが、子育て中の家庭には嬉しい機能がいっぱいあります。
実際に乗っている友人に見せてもらうと、とにかく広い!乗り降りが本当に楽!後列モニター見やすい!といった感じで、何よりママでも運転しやすい小回りのきくサイズで燃費が良いのもGood。
スライドドアは我が家でもデイズルークスに装備していますが、雨の日や買い物のときも指一本で開く気軽さはとても助かります。
純正の後席モニターは違和感なく見上げられる高さで、タントの場合は運転席からナビの画面やテレビ、DVDなど出す映像を切り替えられるのも便利だなと思いました。
安全性能でも衝突警報機能や車線逸脱警報機能、オートハイビームなど、軽自動車でもまったく手抜きのない装備となっています。
『スズキ ソリオ』
- 後部座席にチャイルドシートを載せても隣に人が余裕で座れる広さ
- 両側スライドドアが標準装備
- マイルドハイブリッドで燃費が良い
軽自動車では物足りない人に試して欲しいのが、コンパクトカーのソリオです。
4人乗りですが、後列はチャイルドシートを設置してももう一人がゆったりくつろげる広さを確保できます。足元も広く、前席と後席がウォークスルーになっているので移動も楽です。
両側スライドドアが標準装備になっているのも子育て家庭には嬉しい装備。途中でドアを止められる一時停止機能も付いています。
マイルドハイブリッドは、発進時や加速するときにモーターがエンジンをアシストすることで燃費が良くなる仕組み。専用のメーターもあるのでエコを意識しながら運転することができます。
4人家族におすすめのファミリーカーはこれ!
『トヨタ シエンタ』
- 底床フロアで乗り降りが楽
- ラゲッジルームが広いので大きな荷物も余裕で乗せられる
- ミニバンの中でも小回りのきくサイズ
シエンタは、床が低いので子供や高齢の人でも楽に乗り降りできるのがまず良いところ。ドア付近には手すりも複数配置されています。
サードシートを出せば7人まで乗れるシエンタですが、実際に乗ってみると3列目はちょっと狭いかなという印象でした。ですが、もし両親など乗せる人数が増えたときでも対応できるシートアレンジの豊富さは見逃せません。
サードシートを格納しているときは大容量のラゲッジルームになり、子供が2人になって荷物が増えても余裕です。バックドアを開けてみるとわかるのですが、間口が大きいので重たい荷物も抱え上げずにすぐ積めます。
2列目にチャイルドシートを並べて設置しても動ける広さが確保できるのも良く、ミニバンクラスの中でも小さめなサイズなのでママも楽に取り回しができます。
個人的には、モデルチェンジで外観ががらっとかっこ良くなったので、男性でも乗りやすいかなと感じました。
『ホンダ フリード』
- 多彩なシートアレンジで車中泊も可能
- コンパクトなサイズだけど広い車内空間
- ホンダの高い安全性能を搭載している
「ちょうどいい」がコンセプトのフリードは、とにかくシートアレンジがたくさんあるのが特徴です。
長い荷物も大きなものも無理なく積めるほか、フルフラットにすれば大人がゆったり寝そべることのできる「おやすみモード」もあり、子供2人が小さいうちなら車中泊だって可能。
初めてミニバンを運転する人でも取り回しのしやすいサイズ感ですが、車内はウォークスルーになっていてとても広く、2列目のシートをベンチシート状態にすれば赤ちゃんのおむつ替えも楽にできます。
歩行者まで検知して自動ブレーキを作動させる機能や、車間距離を保ちながら前の車に続いて走行できるクルーズコントロールなど、高い安全性能はシエンタより一歩抜きん出る印象で、その割に車体価格はガソリン車のGタイプでも200万円を切るのでお得だと言えます。
5人家族におすすめのファミリーカーはこれ!
『日産 セレナ』
- 足をかざすだけで開くスライドドア
- 狭い3列目への移動も楽にできるスマートマルチセンターシート
- ミニバンクラスでは初の自動運転が可能な「プロパイロット」搭載
ファミリーカーの中でも安定した人気を誇るセレナ。年々、快適な装備でパパとママの運転を助けてくれます。
足をドアの下にかざすだけでセンサーが反応しドアが開くハンズフリーオートスライドドアは、子供を抱っこしていても、荷物で両手がふさがっているときでも簡単に開けられるので便利です。好きなところでドアを止められるドアストップ機能もあるので、雨の日でも全開にしないで乗り降りができますね。
可動式のスマートマルチセンターシートは、運転席側にずらして2列目のシートを寄せれば3列目への移動も楽々。2列目にセットすれば3人座れるので、8人乗ることができるなど、融通の利いた使い方ができます。
注目したいのは、ミニバンクラスでは初めて高速道路での自動運転(ハンドルを握る必要はあります)を実現した「プロパイロット」です。車間距離を一定に保ち、白線をモニターして車線の真ん中を走る「インテリジェントクルーズコントロール」は、ハンドルのボタン一つで作動させられる画期的なシステム。
単調で飽きのくる高速道路の運転も、車に任せておけるのでストレスが減りますね。
『トヨタ ヴォクシー(ノア)』
- 810mmの超ロングスライド、レバーひとつで動くシートアレンジ
- 底床フロアで乗り降りが楽
- 広い視界で運転も安心
ヴォクシーとノアは、装備や内装に大きな変化はありません。外観と販売店が違うくらいかな?なので、ここではどちらも同じ1台として取り上げます。
810mmと大きく動くキャプテンシートは、足を伸ばしてゆったりと座ることが可能。また、レバーひとつで横にも後ろにもスライドするので、ママでも簡単です。セレナと同様、ミニバンの弱点である「3列シートへの移動」が楽な点は、子供たちと一緒の慌ただしい時間は大きな助けになりますね。
シエンタでも紹介しましたが、トヨタの車は底床フロアが特徴です。ヴォクシーは後部だけでなく運転席も390mmと低く設定されているので、スカートを履いていても大きく足を広げずに乗ることができます。バックドアの開口部も広く、荷物の積み下ろしも楽々。
女性がミニバンの運転で尻込みしがちなのが高さと車幅ですが、ヴォクシーはまず運転席からボンネットが見えます。大きな三角窓など見晴らしが良く、車幅感覚もつかみやすいと言えます。
個人的には、スマートフォンを乗せるだけでOKな「置くだけ充電」がコンソールボックスに装備できるのも良いなぁと思います。
まとめ
自動車の購入は家計の中でも高い買い物の1つです。ファミリーカー選びのポイントとしては、
- 現在・将来的に車に乗る人数
- 1番車を使うシーン
- ファミリーカーに便利な装備
- 万が一を考えた安全性能
などを考えて後悔のない1台を選びましょう。
試乗することはもちろんですが、気になる車に乗っている人がいれば感想を聞いてみたり、インターネットの口コミなども参考になります。
悪い点も把握した上で、実際に乗ってみたらどんな感じかをしっかり話し合って決めたいですね。
長い期間、家族の命を乗せて走る車です。パパだけでなくママが運転することも考えて、家族が幸せに過ごせる1台を選んでみてください!
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