使いたい時に手軽に借りられるカーシェアリング、ちょっとしたお出かけで車が必要な時などは便利ですよね。
だけど、「お得なのは何となく知ってるけど本当に良いことだけなの?」と思う人もいるのではないでしょうか。カーシェアリングは日常生活で簡単に使える分、やはりデメリットもあります。
目次
カーシェアリングを使って分かった『8つのメリット』
1,維持費をかけずに車が使える
自分で車を所有するとなると、車を買うお金の他にもガソリン代や車検代、駐車場代、税金など、多くの維持費がかかります。
だけど、通勤は電車だし近所の買い物も自転車で済んでしまうような場合、車を使う機会はそう多くありません。
滅多に乗らないのに高額な維持費だけはかかってしまうなんて、無駄な出費ですよね。
カーシェアリングなら、これら車を購入する費用や維持費など負担がなく好きな時に車を借りられる環境が一番のメリットですね。
2,初期費用も月額基本料金も安い
「タイムズカーシェア」の場合、初期費用は契約時にカードの発行料金1,550円(1人/1枚)がかかるだけ。
月額基本料金は「個人プラン」で月額1,030円ですが、無料利用料金が1,030円付いてくるので実質0円となります。
他にも、「学生プラン」なら4年間の月額基本料金は0円で使用できるなど、お得なプランが揃っています。
3,短時間でも気軽に借りられる
6時間パックなどあらかじめ使う時間が決まっているレンタカーと違い、カーシェアリングは15分からの使用が可能など短時間でも気軽に利用できます。
雨の日、子どもの送迎に利用したり、大きな買い物をした時に荷物を運んだり、柔軟な使い方ができるのも良いですね。
もちろん、6時間や12時間など長時間借りるためのプランを選ぶことも可能です。
4,利用料金が安い
タイムズカーシェアの場合、15分単位で使いたい場合は車のクラスによって『2種類の料金』に分かれます。
デミオやプリウスなど、一般的な車を使う「ベーシック」なら206円/15分、アウディやminiなど高級車を使う「プレミアム」は412円/15分。
ベーシックなら、2時間使っても1648円(無料利用分を引いた額)で乗れるのでタクシーを使うより断然安くなります。
5,スマホから24時間簡単に予約できる
パソコンやスマホから24時間いつでも簡単に予約ができます。使いたい時にさっと確認できるのは便利ですね。
ステーションごとに使える台数は決まっているので、早めの予約が肝心です。また、キャンセルも同様にパソコンやスマホから行えます。
6,ガソリン満タンで返却しなくても良い
レンタカーの場合、ガソリンを満タンにして返却する必要があり、利用料金に加えてガソリン代もかかります。
カーシェアリングでは、使い終わったらそのまま返却してOK。給油にかかる時間も考えなくて済むので楽ですね。
ちなみに車内にはそれぞれ専用の給油カードが用意されており、ガソリンスタンドで給油すると15分の利用料金が割引になるなどのサービスもあります。
7,事故に遭った時も保障があるので安心
車を運転する以上、不慮の事故などが起こることも否定できません。
カーシェアリングでは、利用料金の中に事故に遭ったときの保障が含まれているので、利用中に万が一のことがあっても安心です。
8,旅行先でも借りられる
ステーションさえあれば、旅行先で車を使いたい時なども来店したり書類を書いたりといった手続きがなく、普段と同じように借りられます。
車でしか進めないような観光地へ行きたい時や、荷物が増えてちょっと運搬したい時など便利ですね。
出かける先にステーションがあるかチェックしておくと良いでしょう。
カーシェアリングで気になる『8つのデメリット』
1,使いたい時に車がない場合もある
他にも使いたい人がいる時など先に予約されてしまい、空いている車がないこともあります。
ステーションがたくさんあるところなら他を探せますが、レンタル出来る台数が少ないと車の取り合いになることも。
思い立った時にすぐ使えない場合があるのは大きなデメリットですね。
2,ステーションまでの移動が面倒
自宅からステーションまで距離がある場合、雨の日などステーションまで行くことが面倒な時もありますね。
といっても、空いた駐車場に乗ってきた車や自転車などを停めることはできません。もちろん路上駐車も禁止されています。
徒歩での移動を考えるなら、自宅からステーションまでかかる時間も頭に入れておきたいですね。
車を所有していたら駐車場からいつでもすぐ乗っていける、ドア・トゥ・ドアというわけにはいかないのが面倒になることもあります。
3,次の予約が入っていると延長ができない
利用している最中でも、カーナビのメニューから利用時間を延長することが可能です。
ですが、次の予約が入っている場合は延長できません。
基本的には時間内にステーションに戻らないといけないので、急に変更を思い立っても融通が利かないという不便さもあります。
4,乗り捨て返却ができない
一部の区間では乗り捨ても可能になりましたが、基本的にカーシェアリングは「借りたステーションに車を戻す」ことが原則です。
あくまでも時間内に元場所へ戻す必要があるサービスなので、他の場所へ移動する手段だけとして使えないことはデメリットともいえます。
5,チャイルドシートは使うたびに設置が必要
「タイムズカーシェア」の場合、4歳から使用できるジュニアシートがすべての車に標準で装備されていますが、チャイルドシートの用意はなく使う人が自分で設置する必要があります。
ステーションまでチャイルドシートを運ぶ手間や、設置にかかる時間なども使うたびに考えないといけないのはちょっと大変ですね。
チャイルドシートの使用は法律で決まっているので、4歳未満の子どもがいる場合は必ず必要です。
6,荷物を置きっぱなしにできない
上記のチャイルドシートもそうですが、使った車の中に自分の荷物を置きっぱなしにすることはできません。
ベビーカーやクーラーボックスなども毎回積み下ろしの手間がかかるので、自宅からステーションまで簡単に移動できないことがあるのは不便ですね。
7,ペットを乗せることはできない
カーシェアリングで使う車にペットを乗せることはできません。
動物病院に連れていきたい・・・といった場合でもペットを載せての利用は出来ないことになっています。
無断でペットを乗せたことが分かると会員資格を取り消されてしまうペナルティが課せられるので注意ですね。
8,タバコが吸えない
カーシェアリングで用意されている車のほとんどが禁煙車になっています。
こちらも喫煙が分かると会員資格を取り消されてしまうペナルティがあるので、タバコを吸う人にとっては使いにくさがあります。
また、契約した人が吸わなくても、同乗者が吸ってしまうと同じくペナルティの対象になるので注意が必要です。
まとめ
使いたい時にさっと借りられて便利なカーシェアリングですが、「マイカーのよう好きには使えない」というのがデメリットがあります。
ですが、滅多に乗らない車に高い維持費を払い続けたくない、必要な時だけお金を払って使いたいというお得さがカーシェアリングの大きな魅力でもあります。
レンタカーのように店舗まで出向いて手続きする必要もなく、15分だけ使いたい時でもすぐ予約して乗ることができる手軽さは、お出かけをより身近にしてくれる心強いサービスともいえますね。
今回はカーシェアリングのメリット・デメリットをまとめてみました。
もちろんマイカーではないので100%好きなように使うことは出来ませんが、必要なときだけ賢くお得に利用できる環境があるのはそれ以上のメリットではないでしょうか。
良い面・悪い面を上手く取り入れて自分になったカーライフを楽しんでみて下さいね。