最近では自家用車を購入する人が減り、好きな時に好きな場所で車を利用することができる便利なカーシェアリングサービスの需要が高まっています。
この流れに乗り、国内の自動車メーカーも純正のカーシェアリングサービスを開始しています。
ステーションなどは人気のカーシェアリングサービスと比較するとまだまだ少ないですが、気になる車種を購入する前に試乗できるなどメリットは多いです。
この国内自動車メーカーが提供する純正のカーシェアリングサービスとはどんなものなのか詳しく紹介していきます。
目次
自動車メーカー純正カーシェアリングサービス徹底解説
国内の自動車メーカー2社が提供しているカーシェアリングサービスについてご紹介します。
日産の電気自動車に乗れる『NISSAN e-シェアモビ』
国内の大手自動車メーカーである日産自動車株式会社は、2018年1月15日よりカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」を開始しました。
こちらのカーシェアリングサービスの大きな特徴は、日産の最新技術でつくられた100%電気自動車の「新型日産リーフ」や、クルマ自ら発電する電気自動車「e-POWER」といった車種を使用できる点です。
日産の最新の車に乗ってみたい人には特にオススメできます。
NISSAN e-シェアモビの場合月額基本料は1,000円、そして利用した時間の分だけ料金を支払うシステム。利用料金は一番短いショート利用であれば15分200円、また24時間パックの場合6,500円となっています。
しかし月額基本料は、サービス開始キャンペーンが適用されると2018年7月31日まで無料となります。また利用する最初の一回は時間料金が15分無料。時間料金の割引サービスも2018年7月31日までとなっています。
このNISSAN e-シェアモビのステーションは2018年3月7日現在、全国に19ヶ所。ステーションの場所は関東と関西が中心ですが、2018年2月に2ヶ所、また3月に1ヶ所増えていることから、ステーションが増加していく可能性は高いです。
会員登録はインターネットから無料でおこなえます。入会の時には運転免許証の他にもクレジットカードが必要で、料金の支払い方法もクレジットカードのみとなります。
長時間ホンダの車を利用できる『HONDA EveryGo(エブリ・ゴー)』
ホンダの通称で有名な、本田技研工業が2017年11月に開始したカーシェアリングが「HONDA EveryGo(エブリ・ゴー)」です。
こちらのサービスは、車を長時間で利用することが前提となっています。利用時間は最低8時間からとなっており、16時間または夜の21時から朝の7時まで利用できるナイトパックが用意。
そして月額料金は無料、また利用料金は車種によって変わります。軽自動車であれば8時間3,780円、コンパクトカーであれば8時間4,780円、またミニバン・SUVであれば8時間5,780円という価格設定になっています。また利用時間を超えた場合15分毎に75円かかり、距離料金は1kmあたり15円です。
利用できるホンダの車種は、軽自動車であればN-BOX、N-BOX SLASH、N-BOX+などを利用することができます。そしてコンパクトカーの場合は、フィットハイブリット。またミニバン・SUVであればフリード ハイブリッド、ヴェゼル ハイブリッドが利用できます。
そしてHONDA EveryGoの会員登録は、インターネット上からできます。必要なものはICカード運転免許証とクレジットカードの2点です。またサービスを利用開始する時も、登録したIC運転免許証を車内のカードリーダー読み取り部分にタッチするだけなので簡単。
ステーションも現在は関東が中心ですが、順次増加する予定のようです。
自動車メーカー純正カーシェアリングのメリット・デメリット
魅力的な自動車メーカー純正のカーシェアリングサービスですが、利用するときのメリット・デメリットについてもご紹介します。
メーカー純正カーシェアリングのメリット
1, 品質が保証されている車を利用することができる
国内の車メーカーが提供するカーシェアリングサービスを利用するメリットは、利用する「車の品質が保証されている点」です。
ホンダならホンダ、日産なら日産がそのカーシェアリングを管理しているため、自社の自動車を常に万全の状態で管理することができます。そのため国内の品質の高い車を常に借りることができるのです。
またホンダが提供するカーシェアリングサービス「HONDA EveryGo」では、車が事故などによって故障した時、応急サービスとしてHONDAのサービス工場への搬送、修理のサービスがあります。万が一の時もHONDAの工場で車を修理してくれるので安心です。
2, 最新技術が搭載された車を試乗することができる
日産が開始したカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」の場合、自動運転の最新技術などが搭載された車に乗ることができます。
まだ使ったことのない最新技術が使用されている車の場合、必ず購入する前に試乗して使い心地を確認したいところですよね。
NISSAN e-シェアモビで乗ることができる「新型日産リーフ」には、プロパイロットパーキングという技術が搭載されています。こちらはドライバーの駐車をサポートする技術となっており、3ステップの操作だけで難しい駐車を支援してくれます。
また日産の電気自動車「ノート e-POWER」にはインテリジェントアラウンドビューモニターという、車を上空から撮影しているような映像を車内で確認することが可能。
購入せずに最新技術が搭載された車に試乗できることで、自分の運転にどの技術が必要なのかなどもあらかじめ知ることが出来ます。
メーカー純正のサービスを利用するデメリット
次にメーカー純正のサービスのデメリットを紹介します。
1, ステーション数・車種が少ない
「タイムズカーシェア」や「カレコ・カーシェアリングクラブ」といったカーシェアリングサービスと比較すると、車メーカーのカーシェアリングサービスはまだまだステーションの数が少ないです。
車メーカーのステーションは関東・関西を中心にあり、順次増加はされていますが全国にステーションが設置されるにはまだまだ時間がかかりそうなのが現状です。
また車メーカーのカーシェアリングサービスの場合、その1社の車しか借りることができません。色んなメーカーの車に試乗してみたい人には不向きかもしれません。
自分の好きな車メーカーが明確になっており、またそのメーカーが提供しているカーシェアリングサービスであれば利用するメリットはとても大きいです。
2, 支払い方法がクレジットカードのみ
日産の「NISSAN e-シェアモビ」も、ホンダの「HONDA EveryGo」も支払い方法はクレジットカードのみです。現金や電子マネーでの支払いはできません。
人気のカーシェアリングサービスであっても支払い方法がクレジットカードのみのところが多く、メーカー純正のカーシェアリングも同様です。
クレジットカードを持っていない人は、会員登録をする前に用意する必要があります。
まとめ
国内の車メーカーが提供するカーシェアリングサービスを利用する魅力は、最新技術が搭載された新しい車を借りられること、そして品質の高い車を購入せずに長時間利用できる点です。
お気に入りの自動車メーカーがある方は、そのメーカーが提供しているカーシェアリングサービスを利用することで気になっていたクルマや購入検討している車種をレンタカー的に試し乗りできることも魅力ですね。
今拡大しているカーシェアリングサービス、ぜひ自動車メーカー純正のカーシェアリングサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
[myphp file=’drive-code’]
コメントを残す