車のサイズを区別する『3ナンバー』と『5ナンバー』の違いとはなんでしょうか?
自動車を所有すると気になる、車のナンバーによって維持費や税金に影響は出てくるのかをまとめてみました。
目次
『3ナンバー』と『5ナンバー』を区別する基準
3ナンバーと5ナンバーは、『排気量』と『車の全長・全幅全高』で区別されています。
3ナンバー | 5ナンバー | |
---|---|---|
排気量 | 2000cc以上 | 2000cc以下 |
全長 | 4700mm以上 | 4700mm以下 |
全幅 | 1700mm以上 | 1700mm以下 |
全高 | 2000mm以上 | 2000mm以下 |
排気量と車の大きさどれか1つでも基準を超えれば”3ナンバー”
これらのどれか1つでも当てはまれば『3ナンバー』に区別されることになります。
エンジンが小さくくても、大きめなSUV車のデザインで5ナンバーサイズに収まらないものもあったりするので少しややこしいですが、『排気量』か『ボディサイズ』の基準を1つでも超えると”3ナンバー”として区別されるとして覚えておきましょう。
維持費として違いの出る税金は『自動車税』
車の税金には自動車税・自動車重量税・自動車取得税の3つがありますが、維持費として違いが出るのは『自動車税』です。
排気量 | 自動車税 |
---|---|
〜999cc以下 | 29,500円 |
1000〜1500cc (5ナンバー) | 34,500円 |
1500~1999cc (5ナンバー・3ナンバー) | 39,500円 |
2000~2499cc (3ナンバー) | 45,000円 |
自動車税はナンバーの違いではなく『排気量』で決まる
毎年5月に送付される『自動車税』はナンバーに関係なく500cc刻みの排気量で決まります。
2000ccを超える車であれば3ナンバーの自動車税ですが、3ナンバーであっても排気量が1999cc以下であれば支払う税金は1500~1999ccクラスの金額となります。
自動車税の場合は、ナンバーではなく『排気量』で判断するということですね。
まとめ:3ナンバーと5ナンバーの維持費は変わらない
以前は車のサイズが大きくなればエンジンも大きいというイメージがありましたが、
最近の車は、エンジンのコンパクト化や車種カテゴリーも豊富なので3ナンバーと5ナンバーを区別する意味はほとんどないくなってきています。
自動車の維持費としても影響があるのは、排気量で決まる『自動車税』なので、結論としては『車のナンバーで維持費は変わらない』ということになりますね。
今時の車はコンパクトSUVやミニバンタイプであっても排気量の小さい車種が増えています。
昔のように「5ナンバーは安い、3ナンバーは高い」という考えはあまり意味がないので、自動車の維持費を考えるなら覚えておきましょう。