自動車のウィンカー(方向指示器)はどのタイミングで出すのが適切なのか?
右折・左折する際など、周囲へのアピール・安全確認をするために自動車の運転にとって欠かせない方向指示器ですね。
この自動車のウィンカーの間違った出し方から、出さなかった場合の罰則・違反金までを解説していきます。
目次
よくある間違ったウィンカーの出し方
ウィンカーを出さない
1番危ないのが全くウィンカーを出さないというパターン。
特に多いのが横のレーンへの進路変更に多く見かけますが、「ちょっとズレるだけだから」、「ウィンカーを出さない方がカッコいい」といった考えは非常に危険です。
ウィンカーは周囲への意思表示をするためのもの。周りの車やバイクもウィンカーを確認しながら走っているので「自分さえ良ければいい」と考えず、少しの進路変更でも適切にウィンカーを活用しましょう。
左折時など曲がりながら出す
ハンドルを切りながらウィンカーを出すパターン。
ウィンカーを出していて問題なく見えますが後続車やが後ろにいた場合、突然曲がるので驚いてしまいます。また、比較的スピードの出ている状態が多いためバイクや歩行者を巻き込む危険性も…。
「ウィンカーは出しているから違反ではない」と考えず、十分に余裕をもって指示機を上げましょう。
減速(ブレーキ)をした後に出す
左折・右折時をするためにブレーキで減速した後からウィンカーを出すのも危険です。
自分はどの方向に曲がるか分かっていますが、これでは後続車からすると「一体何のためのブレーキなのか」は分かりません。まず減速しないといけない場合を除いてウィンカーでの意思表示をしてから減速が適切な出し方です。
追い越しなど煽るためにわざと出す
高速道路の追い越し車線などで、前の車に退いてもらうために煽りながらウィンカーを出す・・・これも正しい使い方とはいえず危険な方法です。
車同士の挨拶でもなく、本来の使い方からも外れているので真似しないようにしましょう。
適切なウィンカーを出すタイミングとは
道路交通法によりそれぞれ適切なタイミングが定めらています。
- 右折・左折: 右左折をする30メートル手前に達した地点
- 進路変更: 進路変更をしようとする3秒前に合図
ウィンカーは、周囲へ『意思表示』して安全な走行をするために欠かせないものです。
逆の立場となって、ウィンカーもなく急に車が前に入ってきたらビックリして腹が立ちますよね。十分に余裕を持って適切な使用を心掛ける事が大事です。
また、赤信号や停車時なども右左折の30メートル手前を目安にウィンカーを出しておくようにしましょう。
ウィンカーを出さなかった場合の罰則
『合図不履行違反』の反則金・罰則 | |
---|---|
普通車 | 6,000円 |
大型車 | 7,000円 |
二輪車 | 6,000円 |
原付き | 5,000円 |
違反点数 1点 |
ウィンカーを出さずに左折・右折・転回・進路変更などを行った場合、上記の罰則が課せられますので注意しましょう。
まとめ
自動車のウィンカーは、周囲の車に「自分は今からこう動く」と知らせる大切な手段です。
ウィンカーを出さなかったり、短すぎて認識してもらえなかっただけで自分や周りの車を重大な事故に巻き込む危険を大きく下げることに繋がります。
違反の有無だけでなく、シーンに合わせて周囲に認識してもらえるようウィンカーを活用して安全な運転を心がけてみて下さい。
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